まず要点だけ
① 監理団体の役割と「一般監理/特定監理」の違い
監理団体は、技能実習生の受け入れの窓口になり、送り出し機関との橋渡し、入国後講習、受け入れ企業への定期監査(原則3か月に1回)、実習生からの相談対応などを担います(団体監理型)。まず押さえたいのが、許可の種類が2つあることです。
| 特定監理事業 | 一般監理事業 | |
|---|---|---|
| 監理できる区分 | 技能実習 1号・2号 | 1号・2号 +3号(最長5年) |
| 許可の有効期間 | 3年 | 5年 |
| 優良要件 | 不要 | 必要(優良な監理団体のみ) |
※ 出典:外国人技能実習機構(OTIT)/厚生労働省。監理団体は「協同組合」などの非営利団体で、法務省・厚労省の許可を受けて事業を行います。
② 良い監理団体の選び方チェック
監理団体は数が多く、サポートの質も費用もさまざまです。受け入れ企業の目線で、最低限ここは見ておきたい、というポイントを挙げます。
※ 監理費の中身(監査・訪問指導の対価など)は 技能実習生の受け入れ費用 でも解説しています。
③ 「変えたい」と思ったときの見極め
「対応が遅い」「相談しても動いてくれない」——不満があるとき、それが乗り換えるべきサインかを見極めましょう。良い監理団体と、距離を置きたい監理団体の特徴を並べます。
信頼できる監理団体
距離を置きたい監理団体
④ 監理団体は変えられる(乗り換えの手続き)
結論として、受け入れ企業(実習先)を変えずに、監理団体だけを変える(交代する)ことができます。ただし「黙って乗り換え」はできません。機構(OTIT)の変更認定と、関係者の合意が必要です。
- 乗り換え先を決める受け入れ条件・費用を確認
- 現監理団体・実習生の合意合意書を作成しOTITへ提出
- 計画の変更認定を申請変更認定申請書をOTITへ
- 移管・引き継ぎ新旧の監理団体どうしが調整
※ 出典:外国人技能実習機構(OTIT)「技能実習計画の変更」。具体的な様式・添付書類は、乗り換え先の監理団体やOTITに確認しながら進めます。
⑤ 変える前に確認すること
乗り換えは可能ですが、実習生の生活と実習を止めないことが大前提です。トラブルを避けるため、動く前に次を確認しましょう。
- 現監理団体との契約条件解約の予告期間や違約金、入会金・前払い費用の精算がどうなるか、契約書を確認します。揉めやすいポイントです。
- 実習生への影響監理団体が変わっても、実習生は同じ会社で実習を続けられます。不安を与えないよう、変更の理由とスケジュールを本人にも丁寧に説明します(本人の合意も必要)。
- タイミング変更認定の手続きには時間がかかります。在留期限の更新や号の移行(2号・3号)の時期と重ならないよう、余裕をもって動きます。
⑥ 2027年〜「監理支援機関」へ変わる(育成就労)
2027年4月に施行される育成就労制度では、いまの「監理団体」は「監理支援機関」に変わり、許可要件が厳しくなります。受け入れ企業として知っておきたい変化はここです。
※ 出典:出入国在留管理庁「育成就労制度Q&A」/厚生労働省。制度の詳細は2026〜2027年に順次確定するため、最新情報をあわせてご確認ください。
監理団体を選ぶ・変えるときのチェック
受け入れ企業の目線で、要点をまとめます。
監理団体を変えても、日々の労務管理は自社の仕事
監理団体が代わっても、出勤の記録・賃金台帳・技能実習日誌・在留期限の管理といった「日々の労務管理」は受け入れ企業の責任で続きます。AMSTIは外国人材の勤怠・在留・労務書類をまとめて管理するシステム。監査でいつ何を求められても、必要な記録をすぐ用意できます。30日間無料(クレジットカード登録は不要)。
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